スポンサーサイト

  • 2019.07.09 Tuesday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 0
    • -
    • -
    • -

    おもちゃ考 その3  「動物組み木」との出会い

    • 2019.07.09 Tuesday
    • 09:28

     小黒三郎さんデザインの「動物組み木」に出会ったのは、学校勤務が埼玉県から名古屋へ移る直前だった。たまたま朝日新聞に連載されていた「遊びの博物誌シリーズ」のひとつが1981年1月に掲載され、そこにあった十二支の動物組み木の図面が目に留まったのだ。図面を板に貼って、電動糸のこで切り出せばパズルになるという。その頃はコピー機も身近になかったので、方眼用著作紙を持ち出し、自分で写し取ることにした。(この作業は30年たった今も続いている。)図工室に行けば電動糸のこがあるという学校条件をフルに生かして、記事に掲載されていた小黒三郎さんの著作「組み木の世界」もすぐ購入して、自分の糸のこ遍歴が始まった。ただ、分厚い板が手元に無く、当時児童机の天板が廃棄されていて、それが材料になっていた。ニス塗りのブナの合板だったが、非常に硬く糸のこの練習には手強くてもってこいだった。刃の種類や張り方などいろいろ試しながら、操作の基本がそこで練習できていたかもしれない。

     糸のこ練習が始まってまもなく名古屋に移ることになる。その前に小黒さんの個展が東京であり、勇んで出かけていったが、気後れしてお顔を拝見しただけだった。名古屋では生まれ故郷にもかかわらず、なぜか水が合わない環境にへきえきしていたが、この糸のこ練習が癒しになっていたようだ。少し慣れてくるとクラスの支援学級の子どもたちにも糸のこに挑戦させていたから、けっこう大胆に取り組んでいたようだ。これも偶然だろうが、この頃から小黒さんも名古屋で個展を開くようになり、やっとゆっくりお話ができるようになった。
     そして私もクラスでのドラマチックな出来事などを題材に、自分でも組み木デザインをしてみるようになり、小黒さんからアドバイスをいただく機会も増えて来た。少し自分の作品が貯まり始めた頃だが、小黒さんから「日本おもちゃ会議」という組織を作ろうと思うのだが、入らないかというお誘いがあった。聞けばメンバーには木工雑誌などで見かける名だたる作家たちが並んでいるではないか。とても、素人の自分がほいほいと入会できるわけもないと思ったが、その会議の発足集会が開かれ、参加することにした。そこでは熱い議論が交わされ、メンバーもおもちゃ作家だけでなく、お店の経営者、おもちゃ研究者、コレクターなど広い範囲で構成することになった。翌年には第一回のフェスティバルも開かれるということで、厚顔を覚悟でこの会議に入会することにした。その後この会は20年以上の活動を経て、おしくも解散してしまったが、自分のおもちゃ人生の大きな支えになっていたのはまちがいない。誘っていただいた小黒さんに感謝です。

    PR

    calendar

    S M T W T F S
        123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    25262728293031
    << August 2019 >>

    selected entries

    categories

    archives

    recent comment

    recommend

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM